【事例21:不審電話(能代市)】
(1)平成27年8月6日14時頃、能代市内在住の70代女性宅に、市役所を名乗る男性から電話があった。
「市役所ですが〇〇さんのお宅ですか。医療費の払い戻しがあります。」と言われたが、女性は医療機関に
通院・入院はなく戻ってくるお金がないこと、毎日のように詐欺の記事が新聞に載っていたことを知っていた
のでおかしいと思い、「どちらの市役所ですか」と尋ねたところ無言で電話が切れた。
能代市消費生活相談所に連絡があり、本件が発覚した。その後、能代市消費生活相談所から能代警察署
へ情報提供した。
(2)平成27年8月11日11時頃、能代市内在住の80代女性宅に、市役所を名乗る男性から電話があった。
「市役所ですが、高額医療の未払いがあります。6月いっぱいの期限だったが、3万7千円支払うことが
できる。念のため、金融機関にも問い合わせをしたら、やはり未払いになっている。」と言われたので、
不審に思い、「いらない。取り消すことはできないか」と伝えたところ、「取り消すことができる」と言われ、
電話が切れた。
二ツ井地域包括支援センターに相談し、本件が発覚した。その後、能代市消費生活相談所に連絡があり、
相談者に聞き取りを行い、能代警察署へ情報提供した。
(3)平成27年8月11日14時頃、能代市内在住の70代女性宅に、市役所を名乗る男性から電話があった。
「市役所です。2、3年前にさかのぼって保険料が支払いされる通知を出しています。返事がないので無効
になっているが、この決まった金額は支払うことができる。金額は3万7,500円ですが、どこの銀行を
利用していますか。」と聞かれたので、普段利用している銀行名を伝えたところ、スーパーに設置されて
いるATMに14時40分まで来るように言われた。
不審に思い、二ツ井町庁舎市民福祉課に電話したことで本件が発覚した。その後、市民福祉課から能代市
消費生活相談所に連絡があり、相談者に聞き取りを行い、能代警察署へ情報提供した。